【書評と要約】「メモの魔力」(前田裕二著)を本気レビューしてみました!

話題の本「メモの魔力」を5000字級でレビューしました。

この本の素晴らしいところは2つ。

1つ目は、本当に自分のやりたいこと、自分の向かうべき方向性がクッキリと浮かび上がり、それを具体的な行動に移せるようになれること。

2つ目は、一流の人の思考術、富と豊かさをもたらす思考術を、この本を通して誰でも手にできることです。


内容は具体的、実践的。
男性、女性を問わずオススメできます。

我々はつい考えをまとめないまま、学んだことをそのままにしたままにしがちです。この本は、日常の些細な気づきや考えを「言葉」に変え、行動できるようにしてくれるのです。

著者の前田裕二さんは、両親を8才で失いました。

その逆境を彼が自分なりに編み出した「メモ術」によって乗り越え、そして有名起業家へと成長させたのです。

この本は、3冊分くらいの内容が凝縮されています。
でも、著者の人柄の良さが文章に現れていて濃い内容にもかかわらずサラサラと読み進められました
。大変オススメなこの本のレビューをしてまいります。

「メモの魔力」目次

序章:メモの魔力を持てば世界に敵はいない

・メモがあなたの「人生のコンパス」を作る
・メモによって夢は現実になる

第1章メモで日常をアイディアに変える

・メモを「第2の脳」として活用する
・「記録」ではなく「知的生産」のためにメモをとる
・僕にとってはメモは「生きること」である
・メモによって鍛えられる5つのスキル
・①アイディアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
・②情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
・③相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
・④話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
・⑤曖昧な感覚が概念を言葉にできるようになる
・アイディアを生み立つメモの書き方
・ノートは見開きで使う
・「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク
・日常すべてをアイディアに変える
・「抽象化」と「転用」でさらに思考を深める
・「SHOWROOM」もメモから生まれた
・「日付」「サマリー」「標語」を書く
・4色ボールペンによる色分けで判断能力を上げる
・「記号」の使い分けによって情報にフラグを立てる
・「標語」が伝える力の源泉になる
・「朝5時半の女」は秀逸な標語事例

第2章 メモで思考を深める

・「抽象化」は人間に与えられた最強の武器
・抽象化の3類型「What」「How」「Why」
・特に価値の高いのは「どんな?」「なぜ?」による抽象化
・『君の名は。』の面白さを1分で伝える
・抽象化とは、「本質を考える」こと
・「解くべき課題」を明確に持っているか?
・What型抽象化で、言語能力を高める
・右脳だけでは人を動かせない
・言語化の第一歩は自分に「なぜ」を向けること
・レトリックにこだわり、独自の言葉を生み出す
・言語化のうまい人に共通する2大条件
・「刺さる」言葉のストックが表現を洗練させる
・「我見」と「離見」が抽象化を加速させる
・写真を撮ることで「離見の見」を育てる
・「抽象化ゲーム」のすすめ

第3章 メモで自分を知る

・メモの魔力が「自分」を教えてくれる
・時代に取り残されない人材になるには
・個の時代においては「オタク」が最強
・就活で書いた「自己分析ノート」30冊
・「人生の軸」を見つける
・「タコわさ理論」
・自己分析に関するすべての問いに答える
・「抽象化」なくして自己分析は存在しない
・実際に自己分析ノートを書いてみる
・「では具体的に何をするか」まで書かなければ人生は変わらない
・自分のコアにたどり着くまでやり切る

第4章 メモで夢をかなえる

・言語化で夢は現実になる
・「想い」と「思い」の違い
・考え得るすべての夢を書き出してみる
・夢に優先度をつける
・モチベーションの2類型
・とるべき行動の細分化
・ゴール設定時に有効な「SMART」というものさし
・ストーリーを語る際に重要な三つのポイント
・エピソードの「着地点」を先に掲示する
・「自分」とアポをとる
・「ライフチャート」で人生を水平に捉える
・人生を段階に分けてキーワードをつける
・「変曲点」に幸せの源泉が秘められている
・誰にだって「ストーリー」がある

第5章 メモは生き方である

・メモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」である
・メモで「創造の機会損失」を減らす
・いち早くメモを「努力」から「習慣」へ
・メモを習慣化するためのコツ
・シャワー中にアイディアが浮かぶ理由
・あなたの「人生の勝算」は何か
・「やりたいことが見つからない」は本当か
・あなたは何に突き動かされているか
・「メモ魔」になる準備ができているか

終章 ペンを取れ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう

特別付録:自分を知るための【自己分析1000問】

読む前にこの動画がオススメ!

目次を見て分かるとおり、本3冊分くらいの内容になっています。素晴らしい内容ですが、骨太な内容に圧倒されてしまうのはもったいありません。

本を読むのをためらっている方、その内容に躊躇している方は、こちらの動画を見てから読まれることを強くオススメします。

著者前田さんの人柄の良さが分かりますし、具体的にどうメモを活かすのかを動画でみてからの方がよりアクティブにこの本から情報を吸収できます。

「メモの魔力」各章のレビューはこちら

第1章レビュー 「メモで日常をアイディアに変える」

第1章では、図解を交えながら、具体的にメモをどう活用するのかを教えてくれます。この章を読むだけでも十分価値がある内容です。

情報をメモを通して、いかに行動化するか。
いかに横展開して活用するかがよく分かります。

私なりに分かりやすく解釈すると、以下のように処理していきます。

1見聞きした内容、事実をメモる(サマリー/ファクト)
2そのポイントや本質は何かを書き出す(抽象化)
3そこから行動に移せることを書き出す(転用)
4上記のことに「標語(タイトル)」をつける


標語(タイトル)付けの話が秀逸です。

ダラダラと説明するのではなく、「朝5時半の女」などハッとする標語(タイトル)をつける練習をするのです。楽しみながら人と話を共有できますし、口コミが起きやすくなります。

この章の内容は、先にご紹介した動画(Youtube)でも分かりやすく解説されてますのでぜひチェックしてみてください。

第2章レビュー 「メモで思考を深める」

この章は、一流の思考術を身に付けたい方、起業家・ビジネスリーダーにオススメの章です。コンサルティングファームにいる人が使うような思考法が紹介されています。

例えば、トランプ大統領が一見狂ったような政策を次々と打ち出すのはなぜでしょうか? いろいろな狂った政策を打ち出してきますが、それにはどんな特徴があり、どんな背景や理由があるかを煮詰めてみると、トランプ大統領自体の狙い、アメリカ全体の病みが浮かび上がってきます。

我々の日常の中の出来事にも「どんな特徴があり」「どんな理由や背景」があるのかを深く考えるクセを持つ。つねに本質を見極めていく。それが前田さんのような一流の人がしていることなのですね。

またこの章では、標語(タイトル)付けについて詳しく解説されています。
これをマスターすると会話偏差値が10アップするでしょう。とは言え、これはレベルの高いスキル。起業家やビジネスリーダーなどは、ダラダラとした話をまとめる楽しいタイトル付けの練習をしてみてはいかがでしょうか。

第3章レビュー 「メモで自分を知る」

この章は、ブレない自分の軸を見つけたい人にオススメです。
具体的に自己分析し、自分の方向性を見つける方法が分かります。

その手法を私なりに解釈してみると、以下のような方法です。

1過去の自分の経験・体験というファクトから、
2その本質的ポイントや理由を探し出し、
3「具体的になにをするか」を書き出す


学生時代、社会人それぞれのステージを全て棚卸しをして驚いたことがありました。それぞれの体験や感じたことザッと眺めてみると、同じようなことを感じ、同じようなことを繰り返していたのです。

自分の体験や経験を煮詰めると、変わらぬ自分の価値観、自分が進むべき方向性が浮かび上がってきます。これの方向性を「言葉にして持っているか」がとても重要です。人生のコンパスを手に入れるためにこの章と付属の質問集をやってみてはいかがでしょうか。

第4章レビュー「メモで夢をかなえる」

この章は、夢を強く叶えたいと考えている人にオススメです。
いかに目標設定をして、行動へ移していくかが解説されています。

夢を書き出し、それぞれの夢にSランク・Aランク・Bランク・Cランク付けをしま
す。おもしろいのはモチベーションが、自分の価値観と合う目標を目指すトップダウン型か、目の前にあるワクワクすることに飛びつくボトムアップ型か分類していることです。

私はこのハイブリッド型で、方向性があっていれば、目の前に現れるワクワクすることは何でもやっています。この方法が人生を一番楽しめるかなと考えています。

いろいろな成功法則の本を500冊以上は読んできました。
コーチングの資格も高いレベルまで取得しました。その上で言えば、この章をしっかりやればちゃんと成功できるでしょう。

第5章レビュー「メモは生き方である」

この章は、メモやノートするのが長く続ける自信がない人にオススメです。

今日記憶したことは、明日には74%が失われているそうです。数日すればほとんどの記憶はハトのように飛んでいなくなってしまいます。

私も含めて多くの人が一足飛びに成功したいと考えます。でも本当は一歩一歩階段を登っていくのが大事だとはわかっているのです。でも怖いのは、登っているのか、それとも変わぬ場所をずっとグルグル回っているだけなのかわからないこと。

同じ場所をグルグル回らず、着実に夢にむかって登っていく、方向を見せてくれるのがこのメモ術であり、言葉にする大切さなのだとこの章では感じます。

自分だけの、自分の人生の勝算はどこにあるのか?
これを前田さんのメモ術から学びました。

終章レビュー 「ペンを取れ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう」

前田さんがいかに全身全霊をこめて書いたのか、彼の過去にどんな辛い過去があったのかが赤裸々に書かれています。序章と終章をまず読んで著者の熱い気持ちを感じてから、この本を読んでみるのがオススメです

特別付録レビュー「自分を知るための【自己分析1000問】」

ライフコーチングのスキルを学んだことがある人なら、この質問の価値が数十万円あることが分かるでしょう。ほとんどの人は、自分の価値、自分の向かうべき方向性を知らぬまま死んでいくのです。

もし自分に価値を感じられていない人、人生に迷われている人がいるならば、ぜひこの質問を全部でなくてもいいのでやってみるのがオススメです。

「質問」は深層心理へのレーザービーム。

あなたの価値、あなたが向かうべき方向性をきっと照らし出してくれることでしょう。

個人起業家の方へのオススメしたいこと

この本を読んで思いだしたのが、小室尚子先生のビジネス塾に行った時のことです。周りの塾生はみな、ゆうに月100万円を稼ぐ人たちばかり。コミットメント(気合い)がまったく違いました。

小室先生の一言一言、一滴も逃すまい。

小室先生が、パッと大事なことを言うと、塾生たちが一斉に、バババ〜〜!
っとメモをするのです。

そして授業後のカフェでは、塾生たちが今日習ったことを、自分のビジネスにどう活かそうかを、積極的に話し合い、次の自分の行動にどう移すかを一生懸命ながら楽しそうに考えていました。

「情報はパワー」と申しますが、それはウソです。

習ったことをメモしても、使わなければただの「ゴミ」です。

情報もメモも、使ってこそパワーに変わります

それを小室先生の塾、周りの塾生たちはよく分かっていたのです。

話を戻します。

この「メモの魔力」は、女性にも男性にも超オススメです。この本はとても行動しやすいのです。

私たちはつい、ボンヤリ考えたままにして悩んだり、メモした事をそのまま放置してしまいがちです。

思っているだけでは夢は叶いません。

「言葉に変える」ことで、具体的になにをすればいいのかがハッキリする。

行動すれば、夢は叶います。

その方法をこの本は、分かりやすく教えてくれる。
とてもオススメです。


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