投資詐欺って身近に沢山あるんだと改めて感じた作家Tさんの騒動について

ビジネス書作家のTさんが、投資詐欺の疑いをかけられ世間から騒がれているようだ。最初にお断りしておくと、私と作家Tさんは何の個人的付き合いも利害関係も一切ない。ただ自分の知っている人が、このような騒動に巻き込まれたのは初めてだったので少々驚いた。

その作家Tさんは、アメリカの有名な成功哲学者の本を日本に紹介して有名になり、自分自身も自己啓発書のベストセラーを出してフォロワーがたくさんいる。私は6年ほど前、彼が主催したクルージング旅行に参加したことがある。彼は、良くも悪くも少しあざといところがあって悪く言う人も多いが、さすがプロ作家。文才があり本を出せば売れる。メルマガも人気でその人がメルマガから何かを売れば1回で数百万円が売れていた。とは言っても別に悪いものではなく、例えばみんなで伊勢神宮にお参りしようと言う企画を販売しているようなものだったのだ。

ただ良くなかったのは、成功哲学の本を書いている手前、お金が欲しい人たちがフォロワーとして沢山いて、そのフォロワーたちに投資商品を紹介していてしまったことだろう。その投資商品の1つが(本人が知っていたか知らないかは不明だが)詐欺商品だったと言うことだ。

作家Tさんと詐欺案件の内容とは?

作家Tさんがハワイ不動産物件投資に詳しいY氏とまず知合い、投資物件を購入。作家TさんはそのY氏が気に入り、合同セミナーや食事会を開催。作家TさんのフォロワーがそのY氏とつながり、Y氏の紹介でさまざまな投資をするように。その投資1つが詐欺案件だったようだ。(本当かは分からないけれど)作家Tさん自身も被害にあったとのこと。もし作家Tさんの言っていることが本当だとすれば、刑事責任は追求されない。されないけれど、有名人がフォロワーに詐欺師を紹介してしまったという社会的責任は(いまの日本社会では)問われるに違いない。有名人になるほど、どんな人と、どう付き合うかはとても大事なことなのだろう。

私は外資系証券で18年も働いていたので、金融庁から投資案件の紹介については徹底的に注意するよう毎年シツケ(研修)があったけど、普通の人であれば、自分がこの投資商品がいいと思えば、他人に紹介してしまうと言うことはあるだろう。世間で、FXやビットコインが儲かるよと言っているのと同じようなものだ。

先日ある方のお金のセミナーに体験で参加したけれど、やはりリスクの高い投資商品を「これは儲かりますよ」といいことばかり言って紹介していたので、講師本人と受講生、そしてそれをバックアップしていた研修会社がホントに危ないなあと感じた。

今回のTさんの件だけでなく、この世の中には一般庶民が考える以上に、詐欺案件、詐欺案件に近い物がものすごい数で存在する。そして詐欺案件は一般人はまず見破れない。例えれば、ワインソムリエが「このワインは最高級50万円のワインです」と言って、500円のワインを一般人に飲ましたら、きっとほとんどの人がありがたがく飲んでしまうのと同じだ。しかも、今の投資詐欺は「この商品は儲かりますよ」なんて直球じゃなく「この商品にはこういうリスクもありますよ」なんて親切丁寧そうに説明してくれるものばかりだそうだ。

利回りが高いと言う事は、それと同じだけのリスクが高いと言う事を、私たちは十分に認識して行動しなければいけない。僕の知り合いの銀行系プロトレーダーがこう言っていた「投資は、結局は勝ち組負け組がハッキリするゲーム」「投資で成功しているのは、トップ5%だけだよ」

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