セミナー講師が自己紹介を作るときの最重要ポイントとは?

今日はクライアントさんが、某百貨店でするセミナー講座用の「自己紹介文」を添削していました。セミナー講座において、自己紹介はオープニングであり、その後の受講生さんのモチベーションを左右する重要なパートです。

そのクライアントさんが作った自己紹介原案が、最初偏差値50ならば、私と一緒に手を加えた最終案は偏差値70。クライアントさんは自分の自己紹介に自信を持ち、大満足していました。どのように作っていったのでしょうか?

自己紹介を読み上げてみる

私は最初、クライアントさんが作ってくれた自己紹介原案を「声に出して読み上げて」もらいました。

読むと聞くのは大違い!
実際のセミナー会場でどうに聞こえるのかを確かめたかったのです。

読み上げてもらっている途中から、話についていけなくなり、最後に覚えていた内容はほとんどありませんでした。

読み上げてみると、文章として不自然なところ、必要な情報、不要な情報が浮かび上がってきます。

自己紹介に必要な素材をまず集める

そこでクライアントさんに、「良い自己紹介にするために、まず必要な情報を集めてみましょう」と話しました。

「これまで、どんな人に、どんなサービスをして、どれくらい喜んでもらったのか?」

「持っている資格や、これまでの実績を素材として出してみましょう」

「実績については特に、人数や変化率などの数字をまず箇条書きで出して眺めてみましょう」

自己紹介に限らず、文章は最初に書くための素材を集めるのがとても重要です。余程慣れた人でもなければ、書き出してから筆(指)が止まってしますからです。

「この人なら」と思ってもらうポイント

持っている資格、これまでの実績などを箇条書きにしてもらい、それを眺めてみると何を受講生さんたちが聞きたいと思っているかが見えてきます。

受講生さんは、履歴書のような話を聞きたい訳ではありません。
この人にお金や時間を使う価値があるのだと確かめたい、この人は大丈夫なんだ、自分を変えてくれるんだ、と思える話し、自己紹介を聞きたいのです。

まずは20秒で話せる自己紹介を作ろう

NHKの名物アナウンサーだった鈴木健さんは、「人間が集中して話を聞けるのは、せいぜい45秒。どんなに話が上手い人でも1分間集中させておくことは出来ない」と本に書いていました。

自己紹介は、前後の間合い10秒ずつを考慮し、20秒程度で話せるコンパクトさにまとめます。

基本的な型としては、「資格や肩書き→実績→今日、受講生は何が得られるのか」がいいでしょう。

話を聞いた受講生さんが、「こういう人なんだ」→「へー、そんな実績があるんだ」→「わあ、今日はこんな話が聞けるんだ、おトクそう!」と思う流れです。

受講生さんが分かるカンタンな言葉を使おう

自己紹介で注意したいのは、難しい言葉を使わないこと。

この人はスゴい!と思われたら失敗です。
この人は役に立ってくれる!と思われて成功です。

例えば、私のクライアントさんでファッションアドバイザーの方がいるのですが、「着こなし美人になれる配色を教えます」と伝えようとしました。

「配色」って、ファッションを習いたい初中級の受講生さんが普段使いしている言葉でしょうか? きっと、配色じゃなく「色づかい」とか「色あわせ」の方が分かりやすいですよね。

自己紹介だけでなく、講座のなかでも難しい言葉はいっさい使わないようにしましょう。難しい言葉を使えば使うほど、この先生は私のことを分かっていないと受講生は心の中で考え、心が離れていきます。

その受講生さんにとってトクになること、分かりやすいことを徹底してあげれば、その講座は確実に盛り上がりますよ。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事